研究会について
研究会の名称
実学界で踊る現場制御理論調査研究会 (Gemba Control Theory Survey Group)
研究会の目的
制御理論は実世界にある様々なシステムを制御するために生まれた学問であり、実学界と学術界の密な連携が重要である。しかし、これらの世界はバックボーンの違いから様々にすれ違っているため、双方から近づくことが重要な課題である。これを鑑み、本調査研究会を次の目的で設置する。まず、実学界で制御理論がどのように実装されているかについて学術的新規性を一切問わずに情報共有する場を設けるとともに、実学からのニーズを探り新たな制御理論の礎とする。次に、学術界で構築された理論の深い理解を実学界にもたらすため、実学界発のワークショップ、教材開発のコンペティション、基礎理論をエンジニア向けに平易に解説するワークショップなどの様々なイベントを開催あるいは後援する。また、実学と理論が融合したオーガナイズドセッションの開催も目論む。
研究会の担当分野
第一に、実学界での制御理論/工学がどのように扱われているか、どのように理解されているか、またどのように要求されているかを調査する。その意味では「制御応用」だが、必ずしもそれに囚われず、エンジニアが興味の赴くままに理論を学習する機会を設けたい。従って、担当分野は「制御理論」及び「制御応用」の全域であり、主な分野として「機械制御」「系統制御」「モータ制御」「プラント制御」「制振制御」「自動運転」等を想定している。また、制御理論の中で既に実学界から注目を浴びている「モデル予測制御」「FRIT/VRFT」「モデリング」「状態推定」「制御バリア関数」も担当する。また、実学界への啓蒙を含むことから「制御工学教育」も担当分野である。
設置期間
2024年4月~2026年3月